顔料インクを卒業した話

ごみ収集
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どうも、河白です。

シン・カキモリ記事を公開してるのでぜひこちらもご覧ください。

万年筆用のインクは大まかに、「染料インク」と「顔料インク」の2種類に分けられます。

染料インクは塗料の粒子が水に溶けているインクで、紙に染み込ませて発色させるタイプ。
顔料インクは塗料の粒子が大きく水に溶け切っていないインクで、紙の上に塗料の粒子を乗せて発色させるというものです。

一般的に染料インクは水や光に弱く、顔料インクはそれらに強いとされています。

ただ、顔料インクは粒子が大きいという特性から万年筆においては目詰まりなどのトラブルが起きやすいため、染料インクの方が主流らしいのですが・・・私が愛用しているセーラー社の「青墨」は、顔料インクにも関わらず目詰まりしにくい「超微粒子顔料インク」を採用しています。

目詰まりしにくく水に強い最強のインクです。

全部のペンにこのインクを入れて使ってました。


最近カキモリのボールペンを新しく買ったので、久しぶりに旧カキモリボールペン出してみるかぁ~と保管ケースから出してみると・・・うっかりインクを入れっぱなしで放置していたらしく、中身カッピカピになってました。

同じく無印良品の万年筆もインク入れっぱなしで、2本とも結構やばい状態になってました。

こういう時は水に浸けておくとインクが溶けて復活するので、ちょっと長めに3日間ほど水を入れ替えながら放置。流石に3日も経てば大丈夫っしょ!と思いましたが全然ダメでした。

さすが顔料、水に溶けにくいからいくら水に浸けても無意味です。コンバーター接続してジュコジュコしてもインク詰まりは取れず。

最終手段としてアルコールで内部洗浄したら、無印の方は治りましたが旧カキモリの方はやっぱりダメでした。

おそらく内部機構がこうなってて、ペン先が詰まってるんでどうしようもないですね。カキモリではペン先だけ売ってるのでこれ買うしかないです。

まぁ、100%私が悪いんですけど、これが染料インクだったら水に浸けるだけでインクが溶け出して治ってたわけです。

ていうかか元々は水に強いから顔料インク使ってましたが、よくよく考えるとノートに水ぶちまけることなんてまぁないし、メンテナンスのしやすさを考えると染料インクのほうが良いんじゃね?ってことで、青墨は今使ってるこの1瓶で終わりにします。

次からはこちらのセーラー社の染料ボトルインク – ブルーブラックを使っていきます。

ブラックブルーってかほぼ灰色だけど上品な色合いで、しかも染料インクらしく濃淡が分かりやすくついていい感じです。色合い的に冠婚や重要書類へのサインとかには使えませんが、普段使いには問題なく使えます。


顔料インクを使おうが、染料インクを使おうが、ペンのメンテナンスは定期的にしっかりしましょうねっつー話でした。ちゃんちゃん。

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